怪奇!道端パンツの謎

2009年9月18日
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道端にパンティとかブラジャーがあったとしよう。 その先50Mに口のあいたドラムバッグを持ったおっさんが、 よたよた走っていたら 「あらま。これは下着泥ってやつですな」 と瞬時にわかってしまう。

ジャングルの中、道先案内で小石を転々と 並べるがごとく、おっさんの後ろにはパンティストリートが できあがっている光景・・・一度目にしてみたいもんだ。

だがうららかな昼下がりに、ふと道端に目をやると トランクス氏がポテリと転がっているのは、 いくら蒲田とはいえ、何とも奇怪な現象である。 その上に洗濯物が干されていることもなく、明らかに 誰かが落としたと思われる痕跡。 パンツは履くものであって落とすものでないのはわかっているが、気になるのは、近くに煌々と輝く「個室ビデオ鑑賞」の看板。

パンツと個室ビデオ??はて・・・

と私はそのあまりの因果関係の無さに、
唖然とするのであった


それから数日後の6/19

早朝4:00頃歌舞伎町を徘徊。
福しんのチャーハン(420円)が、荒れた 胃袋にずしりとのしかかる。
だが、少し 濃い目の味付けが、酔い覚めに調度いい。

始発まであと一時間強。漫画喫茶もいいが、 泥酔してよどんだ瞳に活字体は、少々厳しい
と、至る所に見られる個室ビデオの文字。
サラリーマンのリラクゼーションSPOTとして 昨今頭角を現してきた、ヤツである。

早速店内に入る。
MAX6枚までDVDが借りられるとのこと。
企画三枚、単体三枚とバランス型で、 セレクトし、フロントへ差し出す。
1000円札を差し出すと、オナホールと コンドームを支給された。

何故にコンドームと思った諸氏は古い。

コンドームは、避妊のみならず、 オナニーを簡易的に進めるツールでもある。
事後処理が楽なのと、発射直前にティッシュを あてがう間を生み出すことなく、
純粋に 手淫に集中できる。

宇宙飛行士が宇宙へ行くときは コンドーム持参で行くのだと小生は
勝手に思っている。 オナニーで暴発したザーメンが、ちょっとでも
空気中にほとばしれば、それこそ大変な 惨事となるだろう


さて、早速個室に入る。
1畳ほどのスペースに馬鹿でかいTV。
リモコンとティッシュは手を伸ばせば すぐに届く範囲にある。

さて、この窮屈な環境でどう、 リラクゼーションSPOTを確立するか?
答えは簡単。ヌードになれば良い。
世の中には大便をするのに、全裸に なる人もいるとのこと。
全裸オナニーなんて、さして珍しくも無い

全裸になった小生は手淫→タバコ→手淫を 3セットほど繰り返した。
「もうええじゃろ、ワシの泉はもう吹き出ない」
とチン○が嘆いた時、時計を見ると5:23

フロントで受け取ったレシートには タイムリミットが5:24と記されている。
やべえ、1分過ぎると500円の損出。
ラブホテルの延長料金は別にかまわないが、 なんだかこういう時の500円
はとてつもなく 無駄に思える。

下着をポケットに突っ込み 未使用のオナホールを持って、
急いでフロントへダッシュ・・・
フロントマンが、時計の針が5:24 を差しているのを見て、一瞬「チ」と
舌打ちをしたが、どうにか間に合った。

店を出ると、電車の音が聞こえる。 もう朝だ。おうちへ帰ろう。

と、小生のポケットからポロリと 落ちる何か。気づかずに10Mほど進んだが
尻のポケットにあった異物感が無くなったのに 気がついた。

落としたのはトランクスだった。
どこかで見たことのある光景。
そうか、こういうことだったのか・・・
片手にオナホールを持ったまま、 トランクスを拾い上げる小生の行動は
限りなく変態であっただろう。


結論

「個室ビデオ屋で、あせるとパンツを落とす」

※ちなみに、写真のパンツは僕のじゃありません