病院でカレー味

2009年10月12日

持病の腰痛が悪化し、整形外科に行ってきましたが、
病院なんかの受付にある、飴玉は一体だれが仕入れて
いるんでしょうか。

ボクが訪れた、その平凡なクリニックには、なんと
カレー味の飴玉が。

センスを疑いますね。

普通、みかんとかりんごとか、梅とか、幼稚園のクラスみたいな、味でしょ、病院の飴玉って。

口の中に、その刺激物を入れてみたらあまりの不快感に、
足腰の痛みを忘れちゃったって、オイオイ。
多分仕入れた主の名は、ますみちゃんだな。

だけど、意表を付かれることって、いいもんですね。
アンバランスなものって、大好き。

たとえば、真夜中零時過ぎのセミの声。
まだ寝たくないよって、ドリフを見終わって興奮して
寝付けない子供のように、彼は鳴く。(たとえが古い)
それとも、セミがイエローやアゲハ二!?
セミのクラバー。
マツケントランスじゃなくて、ミンミントランス。

たとえば、朝起きて、速攻ビール。
日曜の朝に友達んちで眼が覚め、「ビール買ってくるわ」
って、ねぼけ眼の中誰かの声がすると妙に安心する。

たとえば、ブラウン管を通じて見る、サラリーマンの世界。
満員電車の中で、アンニュイなサラリーマンを多々
見ているというのに、ドラマなんかのそれは、なんと
なく輝いて見える。社内恋愛って言葉はよく使うけど、
日常じゃ、あの子とアイツがオフィスラブって、使う気
にもなりゃしない。ボクらは、オフィスラブをエンジョイ
しながら、仕事もバリバリのビジネスメンって、今度から口ず
さんでみようかな。

たとえば、白昼のアダルトショップ。
日本だと、歌舞伎町くらいなもんなのか。
以前、アムステルダムを旅行したとき、昼下がりの光に
照らされたバイブレーター越しに、店員のお姉さんは笑
顔でウィンクしてくれた。ある意味、健全だよなあ。

たとえば、明け方の27時間テレビ。
朝までくだらないバラエティで芸人頑張ってる。
その時間、立ち食いそばのおばちゃんは、シャッターを
開けて仕込みに入る。そして、ボクはハイネケンの栓を
開けてグダグダしている。生き方って、様々だよなあ。

たとえば、オリジンや松屋は卒業して機内食を食べる。
上空ではなく、アリンコみたいな人々が往来する地上で
機内食。一度はやってみたい。機内食って、どっかで売
ってるの!?

たとえば、真夜中の校舎に光る、非常口のマークと、アクアリウムの緑色。
夜の学校には、趣がある。

たとえば、明け方に光る、高層マンションの一室。
白熱灯の向こうで、一体何をしているのか。ナニを
しているのか!?と、新聞配達の兄ちゃんと、クール
片手にコンビニ帰りのボクは想う。

たとえば、口に入れるものの、75%に七味をかける。
七味カレー。七味味噌汁。七味ご飯。
七味のビンを、三日で空にした時は「やったぜ!
ラジャー!」と不思議な爽快感があった。
醤油がなくなると「チェッ。買いにいかなきゃ」と
舌打ちしてしまうし、携帯の充電が切れかかると、
妙に焦燥感を覚えるボクだが、七味完食は意外なほど
逆ベクトル。最近では、サラダにも七味。


アンバランスなものって、いいよなあ。