屏風浦とラッキーと
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3825493
くるり『屏風浦』。16番目の曲。youtubeにはない。
マイナーなのかな・・・名曲なのに。
http://nicoviewer.net/sm7946009
(カバー、声なし)
銚子に行った時、駅前のあまり美味しくもない居酒屋でバイトする
女子大生に、「銚子といえば、魚! 野球! 屏風ヶ浦!」みたいなことを言われた
彼女の通う大学は銚子唯一の大学のため、内部でくっつくことが多いそうだ。
狭いところに押し込められれば必然とカップルは生まれる―ゲストハウスも一緒だ。
千葉大も一緒だ。
思いつきで行ってみた何も知らない田舎町にも、様々なドラマがあるのだろうと
想像すると、人生は切りがないなと思った。
テレビやネットで見ていない世界を知るためには、あまりにも膨大な時間が必要となる。
銚子で一番高い丘の上には、ぽつねんと一軒の豪邸があり、僕は銚子で一番調子に乗ってる
家だと冷やかした。
駅前のイルミネーションは非常に充実していて、ここで十分都会のクリスマス気分を味わえる
ほど賑やかだった。
「私の故郷は屏風浦です」と言ってみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=7F2mcVM1-QM
スーパーカー Lucky
空は曇り空でもこの曲を聴けば不思議と慰められる。
その昔ラブホテルで聞いた記憶がある。
慌しい午前十時のチェックアウト寸前。
このままだと延長料払わなきゃいけないとかなんとか
ミミッチイこと、せわしなく女と言い合いながら大量に持ち込んだ缶チューハイをゴミ箱に捨てる作業
に従事していた頃、この曲がヘッドボードの有線から流れ始めた。
青臭いなと思った。
こんな、何気ないひと時すらいつの日か思い出にしてしまうのだろう
自分を思うと、なんだか笑えてきた。
その後ホテルを出て腹いっぱい二人でケンタッキーを食べ、喫茶店らしき店で
ものすごく苦いコーヒーを飲んだ。
そうして別れを惜しみながら、けど何をするわけでもなく何となく
たどり着いたのは歌舞伎町ローソン。
フードスペースには、変な人がいっぱいいた。
紙袋ひとつで全国行脚できそうな男、タカラジェンンヌみたいな髪型の朝帰りホステス。
平日に行くラブホテルは素晴らしいなと思った。